死後のLINEアカウントはどうなる?削除方法・トーク履歴の扱いを解説

親が亡くなった後、LINEのアカウントはそのまま残り続けます。LINEには死後に自動でアカウントを停止する機能がないため、放置するとトーク画面に「オンライン」と表示されたり、LINEペイの残高が宙に浮いたままになったりするケースがあります。

本記事では、死後のLINEアカウントの具体的な扱い、スマホにアクセスできる・できない場合別の削除方法、トーク履歴の扱い、生前にできる準備を解説します。

📋 この記事でわかること
  • LINEアカウントは放置すると残り続ける。自動削除・停止のしくみはない
  • 家族がアカウントを削除するには「ご利用者様が亡くなられた場合」のお問い合わせフォームを使う
  • 生前にできる準備:LINEのパスコードを家族に伝えておくことが最大の備え
目次

死後のLINEアカウントはどうなるか

LINEには死亡後に自動でアカウントを停止・削除する機能は現時点では設けられていません。本人が生前に削除しない限り、アカウントはそのまま残り続けます。友人や知人から届くメッセージも表示され続けます。

LINEのアカウントは「端末ごと」に紐づいているため、スマートフォンのロックを解除できれば家族がアクセスできますが、ロックが解除できない場合は事実上操作不能となります。

家族がLINEアカウントを削除する方法

①スマートフォンにアクセスできる場合

スマートフォンのロック解除ができる場合は、LINEアプリを開き「設定」→「アカウント」→「アカウントを削除」から削除できます。削除すると友だちリスト・トーク履歴・グループなどのすべてのデータが消去されます。

②スマートフォンにアクセスできない場合

LINEの公式サポートの「ご利用者様が亡くなられた場合のアカウント削除」フォームから申請できます。申請には、死亡したことを確認できる書類(死亡診断書のコピー等)と、申請者本人が遺族であることを示す書類が必要です。

トーク履歴・写真はどうなるか

LINEのトーク履歴や写真は、スマートフォン内のアプリに保存されています。端末にアクセスできればバックアップ(テキスト保存・アルバム保存)が可能です。ただし、トーク相手の許可なしにすべての会話記録を取得することは、プライバシーの観点から慎重な判断が求められます。

生前にできるデジタル終活の準備

  • スマートフォンのロック解除コード(PINコード)を家族に伝えておく
  • LINEのパスコード(アプリ起動時の4桁)を別途設定している場合は、そちらも記録しておく
  • LINEアカウントに登録しているメールアドレス・電話番号を整理しておく
  • 不要なLINEグループは生前に退会しておくと、家族の対応負担が減る

Facebookの「追悼アカウント」との違い

Facebookでは、生前に「追悼アカウント管理人」を設定しておくと、死後にアカウントを追悼状態に移行できます。LINEにはこの機能がないため、現時点では「削除申請」か「放置」の二択となります。SNSごとに対応が異なるため、主要サービスの死後の取り扱いポリシーを確認しておくことをおすすめします。

よくある質問

Q. LINEのトーク履歴を家族が見ることは問題ありませんか?

法的な問題は一概にいえませんが、故人のプライバシーへの配慮が必要です。必要最小限の確認(未払い情報・連絡先の確認等)にとどめることをおすすめします。

Q. LINEを削除しないとどんな問題が起きますか?

友人・知人からメッセージが届き続けるため、故人が存命であるかのように見える状態が続きます。また、LINEペイや連携サービスに残高・ポイントが残っている場合は、確認と対処が必要です。

Q. LINEペイの残高は相続できますか?

LINEペイの残高は「払い戻し申請」が可能です。ただし手続きには本人確認が必要なため、スマートフォンにアクセスできることが前提となります。LINEサポートへの問い合わせを検討してください。

まとめ

  • LINEに死亡後の自動削除機能はなく、放置すると残り続ける
  • 家族がアクセスできない場合はLINE公式サポートへ削除申請する
  • 最大の備えはスマートフォンのロック解除コードを家族に伝えておくこと
  • FacebookはFacebook追悼アカウント管理人の設定でより柔軟に対応できる

参考資料・一次ソース

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法的・医療的助言を行うものではありません。具体的な手続きや判断については、弁護士・行政書士・税理士等の専門家にご相談ください。掲載情報は執筆時点のものであり、法改正等により変更となる場合があります。
監修・執筆:井上剛志
行政書士/終活カウンセラー上級/成年後見制度アドバイザー/宅地建物取引士
相続・不動産・終活分野の手続きを専門とする行政書士。おくりびとジャーナルにて制度・法律・費用に関する記事を執筆。

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    この記事を書いた人

    藤原まどかのアバター 藤原まどか ライター

    全国紙の社会部記者として10年以上にわたり、介護・相続・高齢者福祉を専門に取材。退職後は終活ジャンルに特化したライターとして活動し、終活ガイド1級、AFP(ファイナンシャルプランナー)、終活カウンセラー初級の資格を取得。両親の終活を実践中で、自らの経験をもとに「家族の立場から見た終活」を伝えています。制度の正確な情報と生活者視点の両立を大切に、わかりやすく丁寧な情報発信を心がけています。

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