【2026最新】終活協議会のトラブル事例と対策|契約前に知るべきポイント

終活協議会の心託サービスを検討する際、「トラブルはないのか」「解約はできるのか」といった不安を感じる方は少なくないでしょう。身元保証サービスは高額な契約になるケースが多く、契約後に「説明と違った」「解約金が発生した」といった相談が国民生活センターにも寄せられています。

本記事では、終活協議会で実際に報告されているトラブル事例を整理し、業界全体の傾向と照らし合わせながら解説します。契約前に確認すべきポイントや、万が一トラブルが発生した場合の相談先もあわせて紹介しますので、ぜひ判断材料としてお役立てください。

目次

終活協議会で報告されているトラブル事例

終活サービスの契約書を確認して不安そうにしている高齢女性
契約内容を確認せずに署名するとトラブルの原因に

終活協議会の心託サービスでは、契約や解約をめぐるトラブルがいくつか報告されています。主なものは以下のとおりです。

トラブルの種類概要
解約金トラブル契約時に聞いていなかった解約金を請求された
サービス内容の相違契約前の説明と実際のサービスが違っていた
追加料金の発生基本料金に含まれないサービスで追加費用がかかった
担当者の対応契約後のフォローが不十分、連絡が遅い

それぞれのトラブルについて、具体的な事例をもとに詳しく見ていきましょう。

解約ができない・解約金トラブル

終活サービスで最も多く報告されているのが、「解約したいのにできない」「高額な解約金を請求された」という解約に関するトラブルです。生活状況が変わったり、他のサービスに切り替えたいと思っても、解約条件が厳しくて対応してもらえなかったり、想定外の費用が発生したりするケースが目立ちます。

よくあるパターンは、契約時に「返金制度があるから安心」と説明を受けて契約したものの、いざ解約を申し出ると「○○の費用は返金対象外です」「事務手数料として△万円かかります」と言われ、想定外の出費が発生するケースです。

たとえば、「入会金1万円と基本料金38万5,000円を支払ったが、半年後に解約しようとしたら『すでにサービス準備に入っているため、○割しか返金できない』と言われた」という報告があります。契約時には「いつでも解約できる」と聞いていたのに、実際には条件があったというのです。

なぜこうした問題が起きるのか?

原因内容
説明不足解約条件が契約書には書いてあるが、口頭では説明されない
確認不足利用者が契約書の細かい条項を読み込まないまま署名する
印象優先「返金できる」という言葉だけが残り、条件を確認しない

契約時の説明と実際のサービスが異なる

契約時には丁寧に説明を受けたはずが、実際にサービスを受けてみると「聞いていた話と違う」と感じるトラブルが報告されています。契約後に届いた書類や実際のプラン内容を確認すると、事前の説明と異なる部分があったり、重要な条件が口頭では伝えられていなかったりするケースがあります。

報告されているケース

相談時に「入院ときの身元保証も、亡くなった後の葬儀手配も全部お任せください」と説明を受け、安心プラン(38万5,000円)で契約。ところが契約後に届いた書類を見ると、死後事務は別プラン(万全プラン:1485,000円)でないと対応できないことがわかった。

「終活の相談を一か所で済ませられる」と聞いて契約したら、実際には弁護士への相談は別料金、税理士への相談も別料金で、思っていた以上に費用がかさんだ。

こうしたトラブルが起きる背景には、営業担当者がサービスの良い面を強調するあまり説明が不十分になること、利用者側も「まとめて任せられる」というイメージだけで契約を決めてしまうことがあります。

契約前には、「このプランで何ができて、何ができないのか」「追加費用が発生するのはどんなとき?」を確認しましょう。口頭の説明だけでなく、サービス内容の一覧表をもらい、含まれるもの・含まれないものを明確にしておくことが大切です。

追加料金が後から発生した事例

サービス利用時の追加費用を記録している様子
追加料金が発生すると想定以上の出費に

「基本料金に全て含まれている」と思って契約したのに、実際にサービスを利用してみると「これは別料金です」「このオプションは追加費用がかかります」と言われるトラブルも報告されています。見積もりや契約書では明記されていなかったり、小さな文字で書かれていて見落としてしまったりするケースがあります。

追加料金が発生するサービスの例

サービス料金の目安
通院の付き添い1回○円+交通費実費
施設見学への同行1回○円
緊急時の駆けつけ深夜・休日は割増料金

「基本料金を払えば何でもやってもらえると思っていたのに、実際に頼むたびにお金がかかる」「通院の付き添いを3回頼んだだけで数万円になった」という声があります。

基本プランに含まれているのは「サービスを受ける権利」であり、実際に利用するたびに費用がかかる仕組みです。保険の「基本料金+実費」に近いイメージですが、この仕組みがわかりにくいと不満につながります。

契約前には、「基本料金に含まれるサービスは何か」「追加料金の一覧と金額」「年間でどれくらい利用すると総額いくらになるか」を確認しましょう。料金表を書面でもらい、自分の利用イメージと照らし合わせて試算してみてください。

担当者の対応に関する不満

サービスの説明を受ける夫婦と担当者
契約後のフォローが不十分だと不満を感じることも

サービス内容や料金だけでなく、担当者の対応に関する不満も一定数報告されています。「急に体調を崩して通院の付き添いを頼んだら、今日は対応できないので来週まで待ってと言われた」「契約後に質問の電話をしても、折り返しが3日後だった」といった場面で、必要なサポートが得られず困ってしまうケースがあります。

実際に報告されている声

内容
「急に体調を崩して通院の付き添いを頼んだら『今日は対応できないので来週まで待って』と言われた」
「契約後に質問の電話をしても、折り返しが3日後だった」
「担当者が変わったのに引き継ぎがなく、また一から説明しなければならなかった」

契約時は熱心に説明してくれたのに、契約後は連絡が取りにくくなったと感じる方もいるようです。身元保証サービスは長期間の契約なので、契約後のフォロー体制は重要なポイントです。

Googleマップの口コミでは「営業FAXが何度も届いて迷惑」「断っても電話がかかってくる」「苦情を伝えても改善されない」といった批判も見られます。注意

契約前に確認しておきたいこと

  • 担当者が不在のときの対応体制は?
  • 緊急時の連絡先は?
  • 担当者が変わる場合の引き継ぎはどうなる?ブロックを選択

終活協議会だけでなく、身元保証サービス業界全体でトラブルが起きています。国民生活センターや消費者庁のデータをもとに、業界に共通する問題点を見ていきましょう。

国民生活センターに寄せられる相談内容

消費者ホットラインに相談する高齢者
国民生活センターへの相談は188番から

民生活センターによると、身元保証等高齢者サポートサービスに関する相談件数は、2013年度から2018年度にかけて年間74〜177件で推移しています。

たとえば、事業者に勧められるままサービスを追加して想定以上に高額になったケースや、頼んでいないサービスが含まれていたケースがあります。

約束されたサービスが受けられないので解約を申し出たら、よく説明されないまま精算されたという報告もあります。

これらは終活協議会だけの問題ではなく、業界全体に見られる傾向です。頭に入れておくとよいでしょう。

高額な預託金を急かされるケース

国民生活センターの報道発表資料(令和元年5月30日)には、こんな事例が載っています。

70代の女性が身元保証サービスの説明を聞きに行ったところ、契約内容をよく理解できていない段階で担当者から「明日どうなるか分からない。一刻も早く預託金を支払うように」と迫られ、その場で100万円以上の契約をしてしまったというものです。

「今日決めないと枠が埋まる」「早く手続きしないと間に合わない」といった言葉で急かされるケースもあります。高齢者が一人で相談に行き、その場の雰囲気に流されて契約してしまうパターンは少なくありません。

冷静に判断できない状況で契約を迫るやり方は、消費者保護の面から見ても問題があります。もし契約を急かされたら、「家族に相談してから決めます」「資料を持ち帰って検討します」とはっきり伝えましょう。まともな事業者なら、検討の時間を与えてくれるはずです。焦らされても、考える時間を取ることが何より大切です。

契約内容を理解しないまま署名する危険性

身元保証サービスは、契約内容が複雑になりがちです。以下をご覧ください。

サービス内容
身元保証入院・施設入居時の保証人になる
日常生活支援通院付き添い、買い物代行など
死後事務葬儀手配、役所への届出、遺品整理など
財産管理預貯金の管理、支払い代行など

どこまでが基本料金に含まれ、どこからが追加料金なのか。どのサービスがどのプランに対応しているのか。契約書を読んでも、専門用語が多くてわかりにくいことがあります。

国民生活センターの報道発表資料(令和元年5月30日)によると、身元保証サービス契約時の平均金額は約147円。車を買えるほどの高額です。

それだけの金額を支払うのに、内容をよく理解しないまま署名してしまうと、後から「こんなはずじゃなかった」となりかねません。契約前には、不明点をすべて質問し、納得できるまで説明を求めましょう。

過去に問題を起こした事業者の事例

2016年には、公益財団法人日本ライフ協会が経営破綻し、大きなニュースになりました。この事件は、身元保証サービス業界全体の信頼を揺るがす出来事でした。

消費者庁の資料によると、同協会の仕組みはこうでした。契約者から約150円の契約金を集め、そのうち約100円を入会金・会費として事業運営に使い、残りの約50万円を葬儀費用などの「預託」として預かる、というものです。預託金は契約者のために保管しておくはずのお金です。

ところが実態は違いました。預託金を別の事業に流用していたことが発覚。平成27年時点ですでに約2億5,000万円の債務超過に陥っていたのに、それを隠して新規契約を続けていました。

最終的に12円の負債を抱えて破産。契約者約2,000人がサービスを受けられなくなり、預託金も戻ってこないという深刻な被害が出ました。「老後の安心のために」と思って契約したお金が、一銭も戻ってこなかったのです。

この事件をきっかけに、2024年6月11日、消費者庁を含む複数の省庁が「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」を策定しました。預託金の管理方法や情報開示のルールが定められ、業界全体の健全化が進められています。

終活協議会が「怪しい」と言われる理由

「終活協議会 怪しい」という検索ワードが一定数あります。なぜそんな印象を持たれるのか、背景を見ていきましょう。

ネット上の口コミと実態の乖離

ネット上には、終活協議会についての良い口コミと悪い口コミが混在しています。

「身元保証人になってもらえて安心した」「終活の相談を一か所で済ませられて便利」という声がある一方で、「営業がしつこい」「対応が遅い」という批判も見られます。

評価がはっきり分かれている状況が、「実態がよくわからない」「怪しいのでは?」という印象につながっているのかもしれません。

料金体系が分かりにくいという声

心託サービスには3つのプランがあります。料金は以下のとおりです(いずれも税込・入会金1万円別途)。

プラン名料金(税込)主なサービス内容
安心プラン38万5,000円身元保証(入院・施設入居時の手続支援)
万全プラン148万5,000円死後事務(葬儀手配・手続代行)・遺言作成支援
完璧プラン187万円身元保証+死後事務+遺言・相続対応・公正証書作成

公式サイトには基本料金が載っていますが、オプションの費用や利用時の追加料金は、詳しく調べないとわかりにくい構成になっています。

「結局いくらかかるの?」という不透明さが、不信感につながっている面もあるようです。

業界全体の信頼性に関する課題

終活協議会だけでなく、身元保証サービス業界全体への不信感も背景にあります。

先ほど紹介した日本ライフ協会の破綻は、業界全体のイメージを大きく傷つける出来事でした。

加えて、身元保証サービスは参入のハードルが低く、十分な経験やノウハウのない事業者も存在するといわれています。

そのため、「この業界自体が信用できない」という先入観から、個別の事業者にも警戒心を持つ方が一定数いるようです。

【独自検証】終活協議会の口コミを分類して見えた傾向

複数のレビューサイトやGoogleマップに投稿された口コミを分類し、どのような傾向があるのかを整理しました。

良い口コミに共通する特徴

肯定的な口コミで目立つのは、身元保証人が見つかった安心感です。

「身寄りがなく、入院のたびに保証人欄で困っていました。心託に入会してからは病院にも施設にもスムーズに入れて、本当に助かっています」(60代女性)

「独身で頼れる親族もいない中、死後のことを誰かに任せられる安心感は大きいです。契約して気持ちが軽くなりました」(70代男性)

「終活のことを一か所でまとめて相談できるのが便利。弁護士さんや税理士さんも紹介してもらえて、遺言書の作成までスムーズに進みました」(60代男性)

身元保証人を確保できること自体に価値を感じている方が多いようです。月額費用や年会費がかからない点を評価する声もありました。

悪い口コミに共通する特徴

否定的な口コミで多いのは、料金の高さへの不安です。

「安心プランでも38万円以上。年金暮らしの身には正直キツい金額です。もう少し安いプランがあればいいのに」(70代女性)

「営業のFAXが何度も届いて困りました。断ってもまた届くので、ちょっと不信感を持ってしまいました」(50代男性)

「契約前はすごく丁寧だったのに、契約後は連絡しても折り返しが遅い。対応の差にがっかりしました」(60代女性)

料金面の懸念に加えて、営業手法や契約後の対応への不満も見られます。契約前と契約後で対応に差があると感じる方も少なくないようです。

口コミから読み取れる「向き・不向き」

口コミを見ていくと、終活協議会のサービスが向いている人・向いていない人の特徴が浮かび上がってきます。

身寄りがなく身元保証人を頼める人がいない方、終活の相談をまとめて一か所で済ませたい方、月額費用や年会費を払いたくない方には向いているといえるでしょう。

一方で、費用をできるだけ抑えたい方、契約前にじっくり比較検討したい方、営業を受けるのが苦手な方には合わないかもしれません。

契約を考える際は、ご自身の状況やニーズに照らし合わせて判断してみてください。

終活協議会のトラブルを未然に防ぐ5つのチェックポイント

終活サービスの契約チェックリストを確認する高齢者
5つのチェックポイントでトラブルを未然に防ぐ

元保証サービスでトラブルに遭わないために、契約前にチェックしておきたいポイントを5つ紹介します。

チェックポイント確認内容
①サービス内容身元保証だけでいいのか、死後事務も必要か整理する
②料金の内訳基本料金・入会金・追加料金・預託金を書面で確認
③解約条件解約料・返金ルール・預託金の返し方を把握
④運営体制設立年数・実績・専門家との連携・預託金の管理方法を調べる
⑤第三者への共有契約内容を家族や信頼できる人に伝えておく

希望するサービス内容を明確にする

まず、自分が何を求めているのかをはっきりさせておきましょう。身元保証サービスには様々なメニューがあり、すべてを契約する必要はありません。

自分に問いかけてみてください。「入院や施設入居のときの身元保証人だけ確保できればいいのか」「亡くなった後の葬儀や手続きも任せたいのか」「日常生活のサポート(通院付き添い、買い物代行など)は必要か」「財産管理(預貯金の管理、支払い代行など)まで頼みたいか」といった点です。

たとえば、「入院のときの保証人さえいればいい」という方なら、死後事務や財産管理は不要です。逆に、「自分が亡くなった後のことが心配」という方なら、死後事務を含むプランを選ぶ必要があります。

希望する内容をメモに書き出しておくと、営業担当者に説明しやすくなりますし、不要なサービスを勧められたときに「それは必要ありません」と断りやすくなります。

料金の内訳と総額を書面で確認する

契約するときは、料金の内訳と総額を書面で確認してください。「基本料金○○円」だけでなく、すべての費用を把握しておくことが大切です。

確認すべき項目は以下のとおりです。

  • 入会金:契約時に支払う初期費用(心託サービスは1万円)
  • 基本料金:プランごとの料金(安心プラン38万5,000円など)
  • 事務手数料:契約手続きにかかる費用
  • 預託金:葬儀費用や緊急対応のために預けておくお金
  • 追加料金:サービスを利用するたびにかかる費用(通院付き添い1回○円など)
  • 交通費:担当者が移動する際の実費
  • 年会費・更新料:毎年かかる費用があるかどうか

「基本料金を払えば全部やってもらえる」と思っていたら、実際には追加料金がかさんで想定以上の出費になった、というケースは少なくありません。

口頭の説明だけで済ませず、必ず書面(料金表、見積書など)をもらいましょう。「書面でいただけますか?」と言って断られる事業者は要注意です。

解約条件と返金ルールを事前に把握する

解約の条件は、契約前に必ず確認しておきたい項目です。「いつでも解約できます」という説明を鵜呑みにせず、具体的な条件を確認しましょう。

確認すべきポイントは以下のとおりです。

  • 解約料:解約時に発生する費用はいくらか? どんな場合に発生するか?
  • 返金額:支払った基本料金のうち、いくら戻ってくるか? 計算方法は?
  • 預託金の返還:預けたお金はいつ、どのように戻ってくるか?
  • 解約の手続き方法:書面で申し出るのか、電話でいいのか?
  • 解約までの期間:申し出てからどれくらいで解約が成立するか?

消費者庁の「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」でも、これらの点を契約前に確認するよう勧めています。

解約条件があいまいな事業者や、質問しても明確に答えてくれない事業者は避けたほうが無難です。「解約条件を書面で明記してください」とお願いして、渋るようなら契約を見送ることも検討しましょう。

事業者の運営体制と実績を調べる

事業者が信頼できるかどうか、運営体制や実績を事前に調べておくのも有効です。身元保証サービスは長期間にわたる契約なので、事業者が途中で破綻してしまうと大変です。

確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 設立年数:いつ設立されたか? 何年の実績があるか?
  • 契約実績:これまでに何人と契約しているか?
  • 対応エリア:全国対応か、特定の地域のみか?
  • 専門家との連携:弁護士、司法書士、税理士などとの連携体制はあるか?
  • 預託金の管理方法:預かったお金をどのように管理しているか? 信託銀行を使っているか?
  • 万が一の備え:事業者が破綻した場合、契約者はどうなるか?

終活協議会の場合、公式サイトによると会員数は2万名以上、2024年8月に全国47都道府県への支部開設が完了したとのことです。預託金の管理方法については公式サイトだけでは詳細がわからないため、契約前に「預託金はどのように管理されていますか?」「万が一御社が破綻した場合、私の預託金はどうなりますか?」と直接質問することをおすすめします。

家族や第三者に契約内容を共有する

契約内容は、自分だけでなく家族や信頼できる人にも伝えておきましょう。身元保証サービスは「万が一のとき」に使うものなので、自分が倒れたり亡くなったりしたとき、誰かが状況を把握していないと困ります。

伝えておくとよい内容は以下のとおりです。

  • 契約している事業者の名前と連絡先
  • 契約しているサービスの内容
  • 担当者の名前と連絡先
  • 契約書や関連書類の保管場所
  • 緊急時の連絡方法

契約前に家族へ相談すれば、「本当にこのサービスが必要か」「この事業者で大丈夫か」を客観的に判断してもらえます。

「周囲に相談すると反対されるかもしれない」と感じることもあるかもしれません。ただ、そう感じるときこそ、その契約が本当に必要かどうかを改めて考える良い機会になります。反対されるかもしれない契約は、もしかしたら本当に必要ないのかもしれません。

終活協議会のトラブル発生時の相談先と対処法

消費生活センターで相談する高齢者
トラブル発生時は相談窓口を活用しよう

もしトラブルに遭ってしまったら、以下の窓口に相談できます。

相談窓口電話番号受付時間特徴
消費者ホットライン188平日9〜17時、土日祝10〜16時(窓口により異なる)最寄りの消費生活センターにつながる
地域包括支援センター市区町村窓口で確認各センターによる契約前の相談もOK

消費生活センターへの相談方法

身元保証サービスのトラブルは、消費生活センターで相談できます。「契約してしまったけど解約したい」「説明と違うサービスだった」「高額な解約金を請求された」といった相談に、専門の相談員が対応してくれます。

消費者ホットライン「188」(いやや!)

全国共通の電話番号「188」にかけると、お住まいの地域の消費生活センターに自動でつながります。「188」は「いやや(嫌や)!」と覚えてください。

電話をかけると、まず音声ガイダンスが流れます。郵便番号を入力すると、最寄りの消費生活センターに転送されます。郵便番号がわからない場合は、そのまま待っていればオペレーターにつながります。

受付時間は平日9時〜17時、土日祝日は10時〜16時が目安ですが、窓口によって異なることがあります。年末年始(12月29日〜1月3日)はお休みです。混雑していてつながりにくいときは、時間をずらしてかけ直してみてください。

相談するときは、以下の情報を手元に用意しておくとスムーズです。

  • 契約した事業者の名前と連絡先
  • 契約したサービスの内容(プラン名など)
  • 契約日と支払った金額
  • トラブルの具体的な内容(いつ、何が起きたか)
  • 契約書、領収書、パンフレットなどの書類

相談は無料です。「こんなことで相談していいのかな」と思わず、気軽に電話してみてください。相談員が状況を聞き取り、解決に向けたアドバイスをしてくれます。必要に応じて、事業者との交渉を手伝ってくれることもあります。

地域包括支援センターの活用

地域包括支援センターは、高齢者の生活全般に関する相談を受け付けている公的な窓口です。介護や医療の相談だけでなく、身元保証サービスについても相談できます。

地域包括支援センターでできること

できること内容
契約前の相談「この事業者は信頼できる?」「契約内容に問題はない?」
事業者選びの相談「どこを選べばいいかわからない」
専門家への橋渡し消費生活センター、弁護士、司法書士などを紹介

センターには社会福祉士、保健師、主任ケアマネジャーといった専門職が配置されています。一人で複数の窓口を回る必要がなく、まず地域包括支援センターに相談すれば、適切な窓口を紹介してもらえるのがメリットです。

探し方

お住まいの市区町村の窓口に「地域包括支援センターの連絡先を教えてほしい」と問い合わせれば、最寄りのセンターを教えてもらえます。市区町村のホームページにも掲載されていることが多いです。

契約前でも相談できるので、不安があれば契約する前に相談してみてください。第三者の意見を聞くことで、冷静な判断ができるようになります。一人で抱え込む必要はありません。

終活協議会を利用する際の判断基準

終活サービスを比較検討する高齢者
事業者選びは慣重な判断が必要

活協議会の心託サービスを使うべきかどうか、判断のポイントを整理します。

利用が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
身寄りがなく、身元保証人を頼める人がいない費用をできるだけ抑えたい
終活の相談をまとめて一か所で済ませたい身元保証だけ、または死後事務だけを頼みたい
弁護士・司法書士など専門家のサポートを受けたい家族や親族に相談できる環境がある
月額費用や年会費の負担を避けたい契約前にじっくり比較検討したい

利用が向いている人の特徴

身寄りがなく、身元保証人を頼める人がいない方には、終活協議会を検討する価値があります。入院や施設入居のときに保証人を求められることは多く、頼れる親族がいなければ身元保証サービスは現実的な選択肢になるでしょう。

終活の相談をまとめて済ませたい方にも向いています。身元保証、死後事務、遺言作成など、いろいろな手続きを一か所で頼めるのは便利です。

専門家のサポートを受けながら進めたい方にもおすすめです。弁護士や司法書士と連携しているので、法的な手続きも含めて任せたい方には心強い選択肢になるでしょう。

他の選択肢も検討すべきケース

費用を抑えたい方は、他の選択肢も比べてみる価値があります。心託サービスは最低でも38万5,000円からかかるので、自治体の支援制度や、もっと安い事業者も検討してみてください。

特定のサービスだけ使いたい方も同じです。身元保証だけ、または死後事務だけを頼みたいなら、それに特化した事業者を選んだほうが費用を抑えられるかもしれません。

家族や親族に相談できる環境がある方は、必ずしも有料サービスを使う必要はありません。身元保証人を親族に頼める場合や、死後事務を家族に任せられる場合は、まず身近な人に相談してみてください。

いずれにしても、複数の事業者から資料を取り寄せて、サービス内容と料金を比べてから決めるのがおすすめです。

終活協議会やトラブルに関するよくある質問

最後に、よくある質問と回答をまとめました。

1. 終活協議会の解約はできますか?

解約は可能ですが、契約内容によっては解約金が発生する場合があります。契約前に解約条件を書面で確認し、不明点は担当者に質問しておくことが重要です。トラブルが発生した場合は、消費生活センターに相談できます。

Q2. 心託サービスの費用は総額いくらですか?

心託サービスの基本料金は、安心プラン38万5,000円、万全プラン148万5,000円、完璧プラン187万円(いずれも税込)です。別途入会金1万円が必要になります。サービス利用時には追加料金が発生する場合もあるため、事前に総額を確認してください。

Q3. 終活協議会は怪しい団体ですか?

終活協議会は一般社団法人として登記されており、心託会員数は2万名以上、全国47都道府県に支部があると公表されています。ただし、身元保証サービス業界全体でトラブルが報告されているため、契約前に内容をよく確認することが重要です。

Q4. トラブルが起きたらどこに相談すればいいですか?

消費者ホットライン「188」に電話すると、お住まいの地域の消費生活センターに接続されます。また、地域包括支援センターでも相談を受け付けています。契約書や関連書類を手元に用意して相談すると、スムーズに対応してもらえます。

Q5. 契約前に確認すべきことは何ですか?

料金の内訳と総額、解約条件と返金ルール、サービスの具体的な範囲、追加料金の有無を書面で確認してください。また、事業者の運営体制や預託金の管理方法も確認しておくと安心です。不明点は契約前に必ず質問し、納得した上で署名することが重要です。

まとめ

終活協議会の心託サービスでは、解約金や契約内容に関するトラブルが報告されています。

契約前には、料金の内訳・解約条件・サービス範囲を書面で確認し、家族や第三者にも内容を共有しておくことが大切です。

万が一トラブルが発生した場合は、消費者ホットライン「188」や地域包括支援センターに相談してください。一人で悩まず、専門の窓口を頼ることが解決への第一歩になります。

身元保証サービスは、将来の安心を支える大切な選択です。焦らず、複数の事業者を比較しながら、ご自身の状況に合ったサービスを見つけてください

  • 国民生活センター「身元保証などの高齢者サポートサービスをめぐる契約トラブルにご注意」(令和元年5月30日) https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20190530_1.pdf
  • 消費者庁「いわゆる『高齢者等終身サポート事業』の利用に関する注意点」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_018
  • 消費者庁「日本ライフ協会に関する資料」 https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2017/242/doc/20170131_shiryou3_3.pdf
  • 内閣官房ほか「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」(令和6年6月)
  • 終活協議会公式サイト「心託サービス」 https://shukatsu-kyougikai.com/shintaku/
  • 総務省「身元保証等高齢者サポート事業における消費者保護の推進に関する調査」(令和5年8月)
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この記事を書いた人

行政書士として相続・遺言・成年後見などの実務に従事し、終活分野の相談を多数対応。終活カウンセラー上級、成年後見制度アドバイザー、宅地建物取引士の資格を活かし、法的リスクへの備えや不動産整理まで総合的にカバーしています。親の介護と相続を経験したことから、実務知識と当事者視点をあわせた情報提供を重視。読者にとって「すぐに使える終活知識」をモットーに、わかりやすく丁寧な解説を行います。

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